今年の初めにVergeP10をお買い上げいただいたオーナー様から、ドロップハンドルに換装のカスタムを依頼いただきました。
VergeP10はMTBの10速がベースになっていますが、今回のカスタムの最大の目的がドロップハンドル&STIに換装なので、カスタムパーツは同じ10速のロード系Shimano Tiagraでまとめていくことにしました。
■用意したのは以下のパーツ
・STレバー:ST-4700
・ディスクブレーキキャリパー:BR-R785
・ブレーキホース:SM-BH90
・リアディレーラー:RD-4700
・デイレーラーハンガーリンク:RDHL22(RIDEA)
・ハンドルバー:日東B105AA(画像にはありませんが・・・。)
大変便利なVROステムを使っているので、ドロップハンドルでもクランプ強度も剛性ばっちりですが、クランプ径が25.4mmなのでハンドルバーの選択の余地はずいぶん少なくなってしまいます。
気に入ったハンドルバー(クランプ径:31.8mm)を使いたい場合には、VROステムの交換も考えてください。
■ディスクブレーキキャリパー:BR-R785
VergeP10はMTBベースなのでフレームのブレーキ台座はポストマウント。
ロード系ながらポストマウントに対応しているのは、この「BR-RS785」一択なので貴重なディスクブレーキです。
ディレーラーにはSSケージとGSケージがあるのはご存じと思います。
簡単に言うとリアカセットの最大ローの歯数が小さければSS、大きければGSといった具合です。
しかしGSでもカバーできないほどロー側が大きなカセットの場合に、この「ディレーラーハンガーリンク」が活躍をします。
今回のTiagra RD-4700の場合は、SSは最大ローが28Tまで、GSは同じく34Tまで、ところがVergeP10のカセットは11-40Tなので
通常ではGSでも長さが足りなくなってしまうので、ディレーラーハンガーリンクを使って操作できるようにしました。
※強制的にディレーラーの位置を下げているので、厳密にいうと変速性能は落ちていますが、日常使いでは不便も違和感もありません。
※RDHL22の22は22mm延長です。その他にRDHL28(28mm)とRDHL20(20/23/27/31mmの4段階)があります。
オーナー様には遠方から何度も足を運んでいただき、誠にありがとうございました。
VergeP10をご購入いただく前からの構想が実現できて、大変良かったと思います。
グラベル風になった素敵なVergeP10で、これからも色々な処へお出掛けくださいね!
ありがとうございました!!
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