車椅子の正しい選び方
車椅子の選び方は、利用者の体格や身体状況に合っていることが大前提です。 しっかりとフィッティングができている車椅子は、安全に快適に、しかも合理的に移動のできる『アナタの足』となります。 また介護者にも無理のない車椅子であることも大切です。
正しい車椅子の選び方(フィッティング)

A 座面の幅
お尻の幅プラス5?位が目安(介助者の手が入る程度)
B 背もたれの高さ
肩甲骨の下まであることが基本
C 座面の奥行き
背もたれにお尻をつけて座って、膝の内側が少し出るくらいがよい。
D 座面の高さ
膝下の高さをあわせて、足がふらつかないように
E 肘掛けの高さ
肘を無理なく曲げて乗せられる程度
その他にも注意したい点
移動
折り畳み機構、車輪の大きさや数(転倒防止や小回り可能か)、全長や全幅のサイズが利用者にとって、最適であるかどうか・・・。
座位
身体状況によって、肘掛けの高さ/大きさ、クッションの種類、張り調整機構、ティルト機構、ヘッドレスト、背延長シート等の必要があるかどうか・・・。
移乗
スムーズな移乗のために、肘掛けの跳ね上げ/取り外し、フットレストのスイングアウト機能の必要性はどうでしょうか?
環境
室内/室外・自走/介助・介助者の体格や体力等など・・・。利用者以外の条件面にも、対応していますか?